原案:7daysfilms/エグゼクティブプロデューサー:前田和紀/プロデューサー:加藤伸崇/アソシエイトプロデューサー:志賀弘明 村田徹
撮影:古屋幸一/照明:加藤大輝/録音:岩間翼/美術:大藤邦康/音響効果:武田拓也/ヘアメイク:佐々木愛/スタイリスト:工藤唯
編集:金井純一/劇中歌:waybee/助監督:近藤有希/制作担当:松川浩/ラインプロデューサー:古賀奏一郎
撮影協力:わかやまじゃんじゃん横丁 青空とんび 和歌山県立和歌山盲学校 和歌浦天満宮 和歌山マリーナシティ 他/題字:松村博峰/
助成:和歌山市ロケ誘致支援補助金/制作プロダクション:SDP/制作協力:SS工房/配給・宣伝:SDP
製作:「ちょき」フィルムパートナーズ(2016年/カラー/アメリカンビスタ/DCP5.1ch/98分)
◯イントロダクション
今作は2015年12月、和歌山市内で撮影された作品。
物語の舞台、主人公・直人の美容室はわかやまじゃんじゃん横丁。さらに和歌浦天満宮、マリーナシティ、和歌山盲学校など全て和歌山市内で撮影。これは監督・脚本の金井純一が実際に和歌山市内を訪れ、そこで触れ合った町や人に触発され、書き下ろしたオリジナルストーリーのため。
映画本編に流れるあたたかさや優しさは和歌山弁と和歌山の魅力から成るもの。
金井監督からは「和歌山市のロケーションとしての魅力はもちろんのこと、撮影に協力してくださった和歌山市民の方たちの魅力も、この映画の中にしっかりと刻まれています。和歌山市でしか撮れなかった、あたたかい、愛のある映画ですので、ご期待ください」とメッセージが届いた。
盲目の少女・瀬戸サキ役という難役に抜擢されたのは増田璃子。金井監督とは短編「転校生」でタッグを組み国内外で高い評価を得て今作に至った。その独特な眼差しの表情と長編映画初主演とは思えない演技で、儚くも力強いサキを演じる。
そのサキを優しく受けとめながらも、自身に深い葛藤を抱える美容師・波多野直人役を演じた吉沢悠。微細な感情の表現を求められる役を見事に演じきり、「ちょき」に新たな魅力を生み出した。
またサキの親友で、弱視の河合あかね役の藤井武美。直人の妻で、書道教室でサキに書道を教えていた京子役の広澤草。京子の母親で、直人に対して葛藤を抱く尾崎一枝役の和泉ちぬ。直人が営む美容室HATANOの常連でスナックのママ、直人の理解者・江川舞役の芳本美代子。直人の古くからの常連客でコーヒーとレコード好きの宮本昭夫役の小松政夫、と個性的かつ実力派俳優が脇を固めている。
音楽・主題歌はおおはた雄一が担当。監督リクエストによる全編書きおろしのギターの音色がストーリーにそっと寄り添い、主題歌「風の声を聴いた日に」はふたりを見守るような優しい歌声、詩で映画を締めくくっている。
メイン写真は川島小鳥が担当。台本を読んで現場入りし、そのインスピレーションからサキと直人が醸し出す、優しくも切ない雰囲気を独特の風合いで切り取った写真になっている。ロケ地・和歌山の街と人の魅力、そして金井監督が書き上げたオリジナルストーリーに幾重にも重なり、映画「ちょき」が誕生した。
京都府 京都みなみ会館(上映終了)
兵庫県 元町映画館(上映終了)
岐阜県 大垣コロナシネマワールド(上映終了)